急に決まっても最低限のポイントをおさえればできることあります。
とにかく慌てない,決まったらすぐに連絡をください。
- タイミング・人工授精のときはその直後と、その5~7日後。
- 新鮮分割胚移植のときは移植直後と、その2~3日後。
- 凍結胚盤胞移植のときは予定日の2~3日前と、移植直後。
当院でよく伺う急に決まってしまうとき
- タイミング・人工授精の場合
月経周期がもともと整っていないと排卵日が予測できないので急に日程が決まってしまうことがあります。タイミングや人工授精のときは排卵誘発剤を使わないときが多いので、卵胞がいつもゆっくり育っていることが多いです。おそらく病院のエコーで卵胞チェックはしていると思うのですが、排卵の予測が立ってタイミングや人工授精が決まるのはギリギリで1~2日前になることが多いです。 - 体外受精新鮮分割胚の場合
新鮮胚移植ははじめて体外受精をするとき、また他に転院してからの最初の体外受精のときに多くあります。排卵誘発はしていると思うので採卵の予定日はおそらくわかると思うのですが、移植はそれでも採卵の2日後くらいになります。ただその前に受精確認ができないといけません。またそれでもホルモンの値や排卵誘発と採卵による卵巣の状態にも左右されて延期になってしまうことがあります(採卵と受精確認ができていれば凍結して次の周期で移植となります)。 - 体外受精凍結胚盤胞移植の場合
凍結胚移植のときは子宮内膜の成長がよくない、また自然周期に近い状態で移植するときその周期の排卵予測日がずれたりした時に多くあります。卵胞の成長が悪いとエストロゲン分泌に影響して子宮内膜の成長が遅かったり、前周期まで行っていたクロミッドのような排卵誘発によっては内膜が薄くなったりします。ホルモン周期なら移植予定がある程度わかるのですが自然周期に近い状態だと、先に述べた卵巣内の卵胞の成長具合によってずれたりします(自然周期の場合排卵を確認してからだいたい5日後くらいが多いです)。
たとえ急であっても…できることをやって判定を静かに待つ
初見料 1,000円(税込)
子宿りのはり・きゆう(60分) 6,000円(税込)
子宿りのはり・きゆう+子宿りのマッサージ(90分) 9,000円(税込)
自然周期で考えれば簡単 おさえるポイントは3つのうち2つ
自然に妊娠するときのことを考えれば、おさえておくポイントは3つのうち2つ。ただし最低限というところを強調しておきます。
- 排卵日
排卵日にあわせてタイミングをあわせたり人工授精をします。卵子は排卵後24時間ほど生きていますが、そのうち受精能力は最初の12時間ほどしかありません。病院のエコーで卵胞チェックをしていると思うので、AIHにあわせてスプレキュアなどをして排卵を調節します。36時間後に排卵するので2日くらい前の夜中とかでしょうか。当院はタイミングやAIHの直後に施術します。先に施術してしまうと刺激によってうっかり排卵させてしまうのを防ぐためです。 - 排卵の2~3日後
排卵後ピックアップされて無事に受精していれば卵管の中で分割して子宮に向かおうとしているはずです。4~8分割胚のあたりです。この頃になると分割しながら胚から子宮へあるサインが出ます。このサインは子宮内膜を活性化させて着床の準備を整えさせるものです。
新鮮分割胚ですとこの時期に移植になります。またシート法やスクラッチ,2段階移植の最初の移植もこの時期になります。当院もこの時期に施術して、骨盤周囲やそこへ流れ込む血流をよくして子宮内膜の準備をしておきます。 - 排卵の5~7日後
胚盤胞に成長して孵化,子宮内膜に着床する頃です。胚の良好度によって成長のスピードがまちまちなのですがだいたいこれぐらいだと思います。
凍結胚盤胞はここで移植となり、ほとんどアシストハッチング(AH)をしているのですぐに着床できるはずです。子宮内膜の調整は2~3日前にしてあるので、移植胚が内膜にしっかりくっついてくれるような施術をします。
施術の流れ
タイミング・AIHのとき
①病院でAIHが済んだらその足で、おそくとも翌日に子宿りのはり・きゆう(60分)を施術します。タイミング法なら排卵予測日に施術してその日の夜にタイミングをとる、またはタイミングをとった翌日に施術します。施術はからだに備わっている、ものを動かす力を利用します。この力は血管の中の血液を循環させたり卵巣から卵子を排卵させる力でもあるので、この力がうまく働いてくれるような施術をします。
タイミングやAIHの後は少しだけアクティブに過ごしていただくことをおすすめします。できるならばその晩にもう一度タイミングをとっていただくのもよいかと思います。軽いウォーキングやお部屋の中でのストレッチをして、腰~お尻の筋肉をほぐし骨盤周りの循環をよくしておきます。ただし翌朝疲れが残るようだと逆効果なので加減に注意です。
②うまく受精していれば胚盤胞になって子宮にやってきている頃です。子宿りのはり・きゆう+子宿りのマッサージ(90分)をします。ここでもからだに備わっている力を利用するような施術をします。この力はひきつけたりくっつけたりするもので、骨や筋肉がくっついているのもこの力によるもので、当然受精卵が子宮内膜に着床するのもこの力によって起こるのだと考えられます。
新鮮分割胚移植のとき
①採卵して2~3日後に移植となります。病院が済んだらなるべくその足で来ていただいて子宿りのはり・きゆう(60分)をします。まだ着床の段階ではないので、おもに骨盤周囲の血流をよくすることで子宮内膜に向かう血流をアップさせるような施術をします。そうすると子宮内膜はふかふかの状態になり子宮ミルクがたっぷり出てくるようになると考えられます。
②移植したさらに3日後くらいになれば胚盤胞に成長して着床の態勢に入ります。すでに子宮内膜は整えてあるので、子宿りのはり・きゆう+子宿りのマッサージ(90分)をして胚が内膜にしっかりくっついてくれるような施術をします。
この後は判定日まで、普段日常でされていることなら続けてかまいませんので静かにまちます。
凍結胚盤胞移植のとき
①移植予定日の2~3日前に子宿りのはり・きゆう+子宿りのマッサージ(90分)をします。シート法やスクラッチ,2段階移植の方はその前後どちらでもかまいません。子宮内膜の準備をしておきます。
②病院で移植が済んだらその足ですぐに来ていただいて子宿りのはり・きゆう(60分)をします。あとは無事にくっついてくれるような施術をするだけです。
他の鍼灸院と違ったひと工夫で
不妊治療は卵子の質があがるよう、まずはじっくりからだを作ってというのが一般的です。当院も当然そうしていきたいのが常にあります。ただ忙しい中で時間を作って病院に通われているので、それ以上のことに費やすのはなかなか難しいときがあるようです。しかしせっかく育ててきた卵子です、採卵して移植可能までに育ってくれた胚です。せめて人工授精や体外受精の移植当日に何かしてあげることができれば、それだけでも妊娠に近づく可能性をグイッとたぐり寄せることができるはずです。まずは何かできそうなことからやってみましょう。
まとめ
- ポイントは排卵日とその2~3日後,そして排卵日から5~7日後の3つ。
- AIHまたは体外受精移植直後になるべくすぐ施術をする。
- 子宮内膜の準備と着床を助ける施術をすることに尽きる。
神奈川県藤沢市の「不妊鍼灸子宿りのはり」はり・きゅう院Saras湘南は藤沢駅南口徒歩2分です。
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