不妊鍼灸『子宿りはり』
『子宿りはり』は神奈川県藤沢市の「はりきゆう院Saras湘南」の女性不妊に特化した施術法で
東洋医学の「陰陽論」と西洋医学の月経ホルモン周期とを中西融合した鍼灸療法です。
- 月経周期は月経と排卵を境に低温層と高温層に分けられる
- 低温期には卵胞ホルモン(エストロゲン)、高温期には黄体ホルモン(プロゲステロン)が支配する
- 東洋医学の陰陽論には「陰」と「陽」がある
- 低温期と高温期にこの陰と陽の考え方を当てはめることができる
低温期におけるエストロゲンと陰
- 低温期はエストロゲン(卵胞ホルモン)が支配する
- エストロゲンは頸管粘液(おりもの)の分泌と子宮内膜を肥厚させ子宮ミルクたっぷりの子宮内の環境を整える
- 陰には潤し、命を育み養う性質がある
- 2と3からエストロゲンの働きと陰の性質が合致できる
高温期におけるプロゲステロンと陽
- 高温期はプロゲステロン(黄体ホルモン)が支配する
- プロゲステロンは体温を上げて高温層を維持し子宮内膜の安定化をはかる
- 陽には温める力がある
- 2と3からプロゲステロンの働きと陽の性質が合致できる
子宿りはりの考え方
子宿りはりは低温期に陰、高温期に陽の働きを補い活性化させる施術です。
さらに『月経期』『卵胞期』『排卵期』『黄体期』の4パートに分けて、それぞれにあった施術をします。
『月経期』ー子宮のリセット
月経のはじまりは、新しい妊娠周期のはじまりです。したがって子宮内の環境を新しく作り直さなければなりません。
- 脳から子宮内へリセットの指令が出る
- 前週期に溜めた子宮内の古い血と内膜をきれいに排出させる
- 月経3日目くらいから卵巣内にある卵胞の最終成熟がはじまる
月経期の子宿りはり
- 骨盤内の血液循環をよくして月経による古い血と内膜の排出を助ける
- 心身ともできるだけストレスフリーにして卵胞刺激ホルモンFSHの作用をよくする
- 卵胞の最終成熟がはじまるため「陰」を補って卵子や内膜の成長を助ける
『低温期』ー育胞期とも
妊活中の女性にとって最も大事な時期ではないでしょうか。
- FSHの影響で卵胞の最終成熟がおこなわれている
- 卵胞からは成熟しながら卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌される
- そのエストロゲンによって月経で剥がれた子宮内膜の再生増殖がはじまる
- またエストロゲンによって排卵間近になると頸管粘液(おりもの)が盛んに分泌される
卵胞期の子宿りはり
- もともとからだに備わっている血液養成機能をアップさせる
- 骨盤内の血液循環をよくして養われた血液の流入をよくする
- その流入された血液によってふかふかの8㎜子宮内膜をつくる
- 卵胞の最終成熟のために「陰」を補う
『排卵期』ーLHサージによる排卵
卵子が飛び出て精子と出会うときです。
- エストロゲンの値が200以上2日続くと黄体形成ホルモンLHが分泌される(LHサージ)
- LHサージからおよそ36時間で排卵する
- 排卵された卵子は卵管采のピックアップ機能によって卵管に送り込まれる
- おりものが満ちた卵管をさかのぼってきた卵子と出会って受精が成立する
- 排卵後の卵胞が黄体化し黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌される
排卵期の子宿りはり
- 卵胞から卵子が飛び出すのに必要なエネルギーをからだに蓄えさせる
- 卵子と精子が出会いやすいように卵管の運動をよくする
- 排卵から5~7日後に子宮にたどり着くので子宮内膜の血流をアップさせる
- 低温期→高温期への移行がスムーズにいくようにする
『黄体期』ー妊娠の成立と維持
受精卵は卵管の中で分割がすすみ5~7日後に子宮にやってきます。
- プロゲステロンの作用で子宮内膜の血流が加速し体温が高温になる
- またプロゲステロンは子宮内膜の分泌腺を活発にする
- その分泌腺からは栄養たっぷりの分泌液(子宮ミルク)が分泌される
- 受精卵が子宮内膜に着床すると同時に胎盤が形成されはじめる
黄体期の子宿りはり
- 骨盤内の血液循環をよくして子宮内膜をふかふかベッドにする
- 高温の維持のため「陽」を補う
- 妊娠を維持し安定期に入るまでの安胎の施術をする
まとめ
- 「子宿りはり」は西洋医学の女性ホルモン周期と東洋医学の陰陽論を中西融合した施術である
- これから妊娠を考える方にも、すでに不妊治療をはじめられている方にもおすすめ
- 『月経期』『卵胞期』『排卵期』『黄体期』に施術をあわせるのが特徴である
- 月経周期にあわせた施術なので、他の婦人科のお悩みにも対応できる
神奈川県藤沢市の女性不妊専門「はりきゅう院Saras湘南」は藤沢駅南口から徒歩3分のところです。