体外受精でいちばん大事なこと…
それは「良質な卵子」を得ること
あなたの卵巣の中に妊娠に至る原始卵胞がじーっと眠っています
元気な卵胞を育てる
妊娠できる卵子を成熟させる
まず採卵周期に3回の鍼灸でめざしてみませんか!
20代女性でも4個に1個に染色体異常が見つかるといわれる卵子。それが加齢がすすむと3個に1個,逆に4個中1個しか正常卵子がいないなど,だんだんと厳しくなっていく卵巣環境です。
どうやって「良質な卵子」を手に入れますか?
卵巣刺激しても
卵胞が育たない…
卵子が採れない…
になっていませんか?
✓排卵誘発しても卵巣が機能しない
✓卵胞が大きく育つのに日数がかかる
✓採卵しても空胞だった,未成熟卵だった
✓採卵したものの受精しなかった,凍結できなかった
✓移植して着床はしたようだが,その後成長が確認できず結局流産となった
これら採卵でのお悩みにアプローチする鍼灸があります
良質な卵子を手に入れる5つの秘訣とは?
とにかく良質な卵子が採れればいいわけですから卵胞が成熟する時期,すなわち月経開始~採卵日前までしっかり鍼灸をします。月経開始から3日目になると脳の下垂体からでる卵巣刺激ホルモンFSHによる卵巣刺激によって,卵巣内で卵胞の最終成熟がはじまります。必要な時期に必要なことだけをしておけばいいわけですから,月経3日目から採卵日の2日前くらいまでの期間にできるだけしっかり受けるようにしましょう。採卵後は次の周期に向けてゆっくりとからだの調子を整えるなどして過ごしましょう。
これは万が一の話なのですが,鍼灸の刺激によって採卵前に排卵してしまうことを防ぎたいので,当院では採卵日直前の鍼灸はしないことにしています。具体的にはスプレキュアをしたか,まだしていないかを目安にします。このくらいの時期になれば卵胞はもう十分に成長して大きくなっているので,鍼灸でしてあげられることは何もないからです。卵胞内で成熟しきっている卵子の質も,鍼灸をしたからといって質が急に変化することは考えにくいからです。大事なのは成熟していく過程において何ができるかなのです。
病院の卵巣刺激法にはレトロゾールなどによる低刺激から,前周期からはじまるロング法までさまざまな方法があります。鍼灸は薬物を使わないので当然これらの刺激法に悪い影響を与えることは考えられません。たとえば鍼灸によるからだの血流をよくすることは広く知られているため,むしろ鍼灸が加わることによってからだにも卵巣にも卵子にもプラスの影響になることがじゅうぶん考えられます。
自然では1周期に1個の卵子が排卵されるのが普通です。しかし現代の高度生殖医療の技術ならばさまざまな卵巣刺激によって複数の卵子を採卵することが可能になりました。ですが東洋医学の鍼灸は自然の摂理に抗わず,あくまでも1個の良質な卵子をめざします。妊娠出産に至るまでの卵子は一つあればよいからです。ただし卵巣刺激による複数の卵子が育ってくれれば,1個以上の良質卵子を手に入れられるとじゅうぶん考えられます。鍼灸は第一に質,第二に数を目標にします。
不妊症に対して鍼灸でアプローチするには東洋医学的な鍼灸の知識だけではなく,現代の高度生殖医療の知識も豊富であることが必要となります。とくに卵巣を刺激する排卵誘発法は多岐にわたるので鍼灸師にも生殖技術に関することのほか,女性のホルモンと月経周期の関係など勉強をしながら実際の臨床経験を積み重ねることが大切です。これらのことがあって月経周期に合せた鍼灸ができるわけです。先に述べたように体外受精の採卵周期では採卵日までの周期前半に重要なポイントがあります。
まずは体外受精採卵周期でのあなたの悩みを
一つ一つ精査し
良質な卵子をめざします
不妊鍼灸子宿りのはり
「採卵コース」
体外受精の採卵周期に特化した鍼灸プランです。
月経3日目からスタートして,採卵予定日の2日くらい前までに終わらせておきます。
良質な卵子をめざします。
初見料 1,000円(税込)
施術料 16,200円(税込) 全3回
採卵周期は採卵日までにギュッと濃い鍼灸を…
月経3日目から脳の下垂体から分泌されたFSHの刺激によって,卵巣内の小さな卵胞が成熟をはじめます。したがって良質な卵子を手に入れるにはこの時期からコースを開始するのが最適です。骨盤内の血流をよくすることが狙いで,月経あけから卵巣に流れる血液からたっぷりの酸素と栄養を卵胞に届けることが目的です。また月経中の子宮をリフレッシュさせることも可能です。
まず月経によって失われているたからだの血をしっかり養います。
卵巣にも新鮮な血液が運ばれて栄養されるので,徐々に卵胞の成熟がはじまります。
体外受精をされている方にとって,もっとも大切な時期で充実した過ごしかたをしなくてはなりません。採卵の成否はここにかかっています。この時期に何をしたかで今後の展開が変わってくるといえます。
採卵の2日前くらいまでに終わらせておきます。
採卵コースはここで終了ですが…
次の移植の周期まで2週間ほどあるのでゆっくり過ごしてください。
家の用事などを済ませておいたり,妊娠前に旅行などしておくのもよいでしょう。
無事に採卵できたら翌日に受精確認ができ,子宮内膜やホルモン値に問題がなければ新鮮胚で移植することもあります。
移植は採卵の2日後の分割胚でおこなうことが多いです(胚盤胞まで育てるケースもあります)。
その場合は病院での移植後にそのままの足で来院していただき鍼灸を受けていただきます。まだ着床の態勢に入らないので,子宮と内膜の血流をよくしておくのが狙いです。
そしてその3日後くらいに孵化して着床の態勢に入るので,着床を助けてあげる鍼灸をします。
その後判定まで普段通りに過ごしていただきます。判定日はだいたい採卵日から2週間後くらいの病院が多いです。
簡単4STEP 予約から来院までの流れ
STEP1 採卵の予定が立ったらお電話または予約フォームよりご予約下さい。1回目を移植周期の月経3~5日目くらいを目安にします。



FAQ(よくある質問)
Q体外受精の採卵がはじめての時も受けられますか?
A はい,受けられます。はじめは採卵できたらそのまま新鮮胚で移植することが多いので着床コースに切り替えることもできます。
Q採卵コースの開始は月経3日目ピッタリでないといけないのですか?
A いいえ。あくまでも目安です。月経開始すぐでも構いません。
ただしなるべくはやめに開始することをおすすめします。
Q1回の時間はどのくらいですか?
A およそ60分くらいになります。
Qどのくらいの期間通っている方が多いですか?
A はやければ1周期目で結果がでる方もいれば1年過ぎる方もいらっしゃいます。いちばん多いのは4~6周期ぐらいの間でしょうか。
Qクレジットカードで支払いはできますか?
A できます。くわしくは子宿りのメニュー・料金⏎をご覧ください。なお領収書を発行しておりますので,確定申告時にお使いください。
体外受精にすすんでいる方で,もっとも難しくもっとも重要なことが「採卵」ではないでしょうか。この難関を突破することができれば…といつも思っています。
不妊に関して40代の方よりも30代,30代よりも20代の方のほうが受け止めかたが深刻で,とくに30歳前後の方に多嚢胞性卵巣PCOSがみられることが多い気がします。
PCOSは卵巣刺激の加減が難しいようで,遺残卵胞の問題から強い刺激はできないし,また弱くても卵胞が大きくなってこないというケースが多く悩まされます。
私は東洋医学的にPCOSを「痰湿」とみています。痰湿とはからだの中にネバネバのような病理物質が溜まることで,卵胞から卵子が飛び出せずたくさんの残卵ができるのは,痰湿のせいで卵巣の表面が固くなってしまうからだと考えています。
痰湿も血流の悪さが原因で起こる「お血」と同じ病理物質ですが,これを解消するのはお血より難しく感じていますし,自分の未熟さをいつも気にしています。
反対に卵巣刺激がうまくいってしまえば,さくさく採卵できてしまいそのまますぐ妊娠にたどり着いてしまうことも多くみられるので,さほど手強いものではないと思うときもあります。
残念ながら西洋医学的にも東洋医学的なアプローチでも,複数の卵子を一度に作ることは可能ですがいま現在卵子の質を向上させることができたという話は聞こえてはきません。
採卵もそうですが不妊は原因を特定することが難しいので,不妊によいことからだによいことであればいろいろ取り入れてみるのが唯一の正解みたいになっています。
その中でご自身で興味を持たれたことや続けられそうなことがあればぜひやってみてください。その中に鍼灸があればなおおすすめします。
「採卵コース」のポイントは
- 卵巣の中に必ず妊娠に至る原始卵胞が存在します
- 採卵周期の月経開始から準備をはじめる
- とにかく周期の前半だけなので鍼灸だけでなく運動や食事の見直しなど内容の濃いことを
これはぜひ取りいれてほしい
- 1日30分のウォーキング(買い物ついでとかでなく、できるだけ時間を作って)
- お部屋の中で踏み台昇降運動(高さ30cmくらいの台で1日20分を1セットから)
- 旬の食材をしっかり摂る(お腹に新しい生命を宿すため、生命力の満ち溢れたものを)
JR・小田急藤沢駅南口、小田急百貨店横のファミリー通りを直進して黄色いマンションの3F
0466-86-5861