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若い方でもスパッと体外受精に切り替えて挑戦されています。

30歳直前のMさんはそれまで別の病院で、クロミッド服用のタイミング法を3回ほどされていました。ご主人の転勤でこちらに引っ越されてきて山下湘南夢クリニックに通い始めました。すぐに体外受精にステップアップされて、と同時に当院の鍼を受けてみようと思われたそうです。冷え性とプロラクチンが少々高め、高温期の短さを気にされていました。

1周期目

フェマーラ+2回の注射で誘発です。7日目に小さいですが卵胞が確認でき、14日目で採卵となりました。しかし結果は見えていた3個とも空胞、体質的なものか月経周期の乱れが関係しているのではないかとのことでした。ソフィアを服用して次の周期に向けての調整となりました。
この周期の鍼灸施術…4回。

2周期目

ソフィアの服用中に胸の張りを強く感じられ、月経開始後はいつもより月経痛が強く感じられたそうです。フェマーラ+注射で再び誘発です。5日目に5つほど卵胞が確認でき16日目に採卵したのですが、2個空胞と1個未成熟卵でした。ふりかけで受精できずレスキューしたのですが、やはり受精できませんでした。ピルで再び調整です。
この周期の鍼灸施術…5回。

3周期目

フェマーラをセロフェンに変えて誘発です。12日目に成熟卵が2個採れてふりかけで受精できなかったのですが、レスキューにて無事受精できました。14日目に新鮮胚での移植となりその直後すぐに鍼を受けに来院されました。その3日後にも鍼をしたのですが判定は(-)、残りの1個も育つことができませんでした。
この周期の鍼灸施術…4回。

4周期目

今周期はお休みで体調を整える施術です。2週間おきに来ていただきました。
この周期の鍼灸施術…2回。

5周期目

セロフェン服用とゴナールf75を3回注射しての誘発です。今度こそと意気込んだ甲斐もあって16日目で5個採卵できました。そのうち4個を胚盤胞で凍結することができました。麻酔なしの5個採卵はけっこう大変だったようです。ソフィアで調整していよいよ次周期移植です。この周期に子宮頸がんの検査結果が出て引っかかってしまいました。たいしたことはないけど念のため再検査をしておいてね、とのことでした。この後少しざわつきます。
この周期の鍼灸施術…4回。

6周期目

採卵と移植の同時周期、ドミノでいくことになりました。月経血がいつもより黒めと気にされていましたが、とくに問題なさそうです。

8日目に別の病院で受けた子宮頸がんの再検査で、ASK-USの結果がでました。クラスⅡ,Ⅲaなので軽度の異常がみられるレベルです。組織診を勧められたそうですが、妊娠に影響はないが出血することもあるとのことなのでもう一度山下クリニックで相談することになりました。すると特にそこまですることもなく、その後の定期検査でじゅうぶんとのことで移植に踏み切ることになりました。医師は引き受けた患者に対して最善を尽くすものなので、どうしても慎重になってしまうときがあるそうです。

14日目に14ミリの卵胞が見えて子宮内膜は9ミリだったのですが、17日目採卵で結局4分割で止まってしまいました。その後移植2日前の20日目に来院していただいて鍼を施術し、22日目に移植されてその直後すぐにも鍼をしました。子宮内膜は12ミリまで厚くなっていました。

そして1週間後の判定は無事(+)、hcgも100超えでばっちりです。その後4週6日目におなかのちくちく感、5週6日目に心拍確認、6週目からつわりが感じられ8週5日目で卒業となりました。
この周期の鍼灸施術…判定日まで5回、判定後卒業まで6回。

無事に出産されますように。

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