婦人科疾患などその他のお悩み

婦人科疾患

月経または月経周期に関するもの

月経前におこるからだの不調

 女性の月経周期は妊娠に向けて、からだの中に備わっている血液を流す力によって子宮へ血液を送り続けます。そして妊娠が成立しないと子宮に充満した血液と子宮内膜を体外に排出します。これが月経です。月経前の女性のからだの中は血液とそれを流す力が充満し膨らんだ風船のような状態になっています。それにともなってさまざまな不調感が現れます。
例えば

  • 精神的症状:抑うつ,絶望感,強い緊張感,いらいら
  • 感情的症状:悲壮感,涙もろい,怒りっぽい
         :集中力と気力の低下,疲れやすい
  • 身体的症状:1日中眠いまたは夜の不眠
         :過食の傾向
         :乳房の張り,下腹部の張り
         :頭痛や便秘,冷えのぼせ

 これらの症状の特徴として月経開始とともに消えていきます。月経前症候群(PMS)や月経前不快気分障害(PMDD)がこれにあたります。
 施術は血液とそれを流す力の循環をよくする、からだ全体の流れを良くしてあげます。婦人科疾患は施術をはじめる時期がとくに重要になります。この月経前の症状の場合、月経の1週間くらい前から施術をはじめて、月経あけまでに合計2~3回施術します。これを数クールすることで改善されていきます。
※状態によって改善の度合いに個人差があります。

月経期におこるからだの不調

 月経期は子宮に溜まった古い血液と内膜が体外に排出されている時期です。
この時期例えば

  • 痛みの症状:下腹部痛,腰痛,頭痛
  • 胃腸の症状:嘔吐,下痢
  • 出血の症状:血便,鼻血
  • ほかの症状:不眠,ふるえ

 月経によって古い血液が排出されているので、もともと血が少し足りないような体質の方はからだの中が血液不足のような状態になっています。こういうときは力のないはっきりしない症状、たとえば月経痛でいえば重いようなぼわーんとした痛みが特徴です。
 また血液は排出されているのに、血液を流す力がまだからだの中に充満して残っている状態のときもあります。そういう時はその力自信もからだの中で滞っている状態なので経血がしっかり出きってないことが考えられます。そのときは出したいものがしっかり出ない状態なので、月経痛でいえば刺すようなはっきりとした痛みになります。
 施術をはじめるポイントは、やはり月経前の1週間くらい前から月経あけまでの間に2~3回します。これを数クールします。施術の前にまず痛みの様子や経血の量,色や粘調度を伺います。その上で経血とそれを流す力の循環をよくしてあげて、しっかり体外へ排出するよう促します。また血液量が不足しているのでからだの中に備わっている血液を作る力を利用して血量を増やすような施術をします。
※状態によって改善の度合いに個人差があります。

更年期におこるからだの不調

 50~52歳くらいになると日本人の女性の多くは閉経をむかえます。その閉経をはさむ前後5年の10年間の期間を更年期と言います。この期間に現れる身体的,気分的症状を更年期症状と言います。更年期障害とは仕事や日常生活に支障をきたす更年期症状のことをいうのです。
例えば

  • 自律神経失調の症状
      血管性:ホットフラッシュ,発汗,冷え
      心臓生:動悸,胸の痛み,圧迫感,息苦しさ
      全身性:疲労感,頭重感,肩こり,めまい,不眠
  • 気分の症状:情緒不安定,いらいら,意欲の低下,涙もろい,抑うつ
  • その他の症状:関節・筋肉痛,しびれ,むずむず感,食欲不振,夜間の頻尿

 更年期障害の治療は運動などの生活習慣の改善のほか病院でエストロゲンを補充するHRT療法,ここに鍼灸などの東洋医学的なアプローチを加えます。更年期はどうしてもむかえてしまうので鍼灸ではまず一番改善したいもの、次に2番め3番めと施術していきます。とにかく日常生活に支障をきたさないレベルまでに改善して、この更年期をすこやかに過ごせるようにします。更年期の症状は多岐にわたるので、その都度施術の内容や組み立てを替えることをします。

冷えと子宮の問題

 冷えから子宮の問題も見ることができます。冷えがあると血流の悪さが考えられるので、当然子宮に集まる血流もよくなく血液量もじゅうぶんではない考えられます。そうなると以下のようなことが起きます。

  • 子宮に血液を送るのが遅いため月経周期が長くなる。
  • 子宮に溜まる血液量が少ないので、月経が短く経血量が少なくなる。
  • 月経痛はほとんど少ないか、にぶいはっきりしない痛みが多い。
  • ストレスによる場合、基礎体温がガタガタしている。

冷えの改善は鍼灸だけでなく生活習慣の改善も組み合わせる必要があります。

  • ストレスを溜めないよう、夜更かしをしないとか休息の方法などを工夫する。
  • 腰やおしりの筋肉は柔らかくしておく。コッていると下腹部や足先に向かう血管を締め付けてしまう。
  • 運動をする習慣をつける。1日30分のウォーキングがおすすめ。
  • 食生活を整える。胃腸の弱っているときは負荷のかからない消化の良いものを。

 鍼灸施術はまず温灸で下腹部や腰部の正中線上を温めてます。からだの中心から末端に向かう血液が温まるようにします。鍼で婦人科系に関係するツボを使ったり、肩や腰,おしりのコッた部分をほぐして血管を締め付けないようにします。

機能性便秘

 便秘は大腸がんなどほかの病気が原因で起きることがありますが,生活習慣によって大きく左右される「機能性便秘」がほとんどです。機能性便秘は以下の3タイプに大きく分けることができますが,基本的には便を送り出す腸の力が弱ってしまったために起こります。

  • 弛緩性便秘
     腸のぜん動運動がゆるんでしまって便を送り出すことができず,その間に便の水分がどんどん吸収されて硬くなってしまいます。
  • けいれん性便秘
     今度は腸が緊張してけいれんしているような状態になって,便をおくりだせなくなってしまうものです。お腹に痛みをともなうことがあります。
  • 直腸性便秘
     便が直腸付近に到達すると反射的に便意をもよおすのですが,トイレをさぼるなどしているとだんだん便意に慣れてきてしまい腸が反射的に便意をもよおすことが感じなくなってしまうものです。

 施術は下腹部をさわったときに便の塊に触れることができるので,その周囲に鍼と腹部マッサージをします。温灸を加えると効果的ですぐに効いてくるときは,お腹がきゅるきゅるとよく鳴り出します。生活習慣からくるものがほとんどなので食事や運動の改善をはかります。

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頭痛

 敏感な脳の持ち主や,頭や首の周囲の筋肉が緊張しやすい人などによく発生します。一般に慢性的な頭痛は「片頭痛」と「緊張性頭痛」に分けられますが,両者が混合している場合もあります。

  • 片頭痛
     いつも片側だけとは限らない
     パクパクと心臓の鼓動とあわせた痛み
     温めると悪化することが多い
     階段の昇降など身体を動かすと悪化する,または動けないくらいの痛み
  • 緊張性頭痛
     肩から背中にかけてこっているとおこりやすい
     キューッと頭を締め付けるような痛み
     温めると痛みがやわらぐ
     肩や首などのストレッチなどからだを動かすと楽になる

 頭痛は起こる前の前兆や悪化させる因子など,ご自身の特徴をはやくつかむことです。
 施術は頭部やこめかみなど顔面部の痛むところにほそい鍼をします。また頭痛の引き金になっている首や肩こりの施術も同時にします。背中を押して頭痛を引き起こす場所(トリガーポイント)が見つかればそこも施術します。
 
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首こり・スマホネック

 スマートホンやパソコンなど,ゲームや検索などをしているとついつい長時間画面とにらめっこになってしまうことが多々あります。画面を長時間みつめているときの姿勢は,背中を丸めて頭をうつむき加減にしている状態です。
 すると首の周りの筋肉がこり固まってしまい,S字カーブを描いている首の骨がまっすぐに伸びきってしまう状態になってしまいます。いわゆる「ストレートネック」の状態です。このストレートネックの状態が常時になってしまうと,首から肩にかけてのこりや目の疲れ,慢性頭痛や全身の倦怠感などさまざまな症状が現れてきます。
 施術は鍼施術で首のこり固まった筋肉をほぐし,温灸をしたあと仕上げにマッサージをします。とにかく長時間スマホを見つめない,15~20分に1回は画面から目を離して頭を起こす習慣をつけましょう。
 
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まとめ

  • 月経前~月経中の症状改善は、月経が近づく1週間前から施術をはじめて数クール繰り返す。
  • 更年期の症状はさまざまなので、まず一番つらいものから順に施術していく。
  • 冷えの改善はただ温めるだけでなく、ストレスや筋肉のこりを解消することも効果がある
  • 便秘は食事や運動など生活習慣の改善が重要
  • 頭痛は自身の特徴をはやくつかむこと
  • スマホの見すぎによるストレートネックは時折頭を起こして画面から目を離す習慣をつける

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